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“良い商品”とは何かを問い続け、お客様の声に寄り添い新しい価値をつくる

飽本 一平

プロダクトマーケティング

これまでの経験とMorghtとの出会い

新卒で大手寝具メーカーに入社し、営業職として都内の百貨店を担当し5年間勤めました。店舗運営やイベントの企画、実施までを一手に担い、時にはお客様と直に向き合い販売の最前線に立ってきました。

その後、より多様な商品に触れたいという思いから、アイリスオーヤマに転職し、食品や家電、日用品といった生活用品全般を営業職としてお客様に届けてきました。現場で多くの商品に携わるなかで、「自分が売っている商品を自分の手で企画できたら面白そう」と思っていた矢先、偶然にも商品企画への異動がありました。清掃用品、収納用品、寝具、家具など多岐にわたるカテゴリを担当しましたが、生活に根ざした商品をゼロから形にしていく経験は、営業時代とはまた異なるやりがいを感じましたね。

一方で、ライフステージにも変化が訪れ、自分のこれからの働き方を見直す必要がありました。「お客様にとって本当に必要なものを、しっかりと腰を据えて企画し、世の中に届けていきたい」、そう思ったときに出会ったのがMorghtでした。「NELLマットレス」に続く寝装品のラインナップ拡充に取り組んでいるフェーズであり、これまでの経験を活かせる環境がある。そして何より、ひとつの商品に誠実に向き合い、お客様に“本当に良い”と思ってもらえるものを丁寧につくる姿勢に強く共感し、入社を決意しました。

Morghtにおける、自分の存在価値

現在は商品企画チームに所属しています。Morghtの商品企画は、一つの商品に対して専任者を決め、「どんなお客様に?どんなものを?」といった商品コンセプトの立案を最も大事にしながら、開発、品質管理、発注、物流、在庫調整と幅広く一連の工程に携わり、すべてに責任を持ちます。担当する領域が広くタフに感じられますが、裁量権を持って意思決定できるやりがいがあります。

前職では、数多くの商品担当を兼任しながら、スピーディーに商品をリリースしてきました。一方で、Morghtでは徹底的に一つの商品と向き合い、「どれだけ消費者のことを理解できるか」という視点を大事にしています。「こんな機能を付けたら売れるだろう」という“開発者の目線”についついなってしまうことがありますが、たとえどれだけ機能が優れていても、消費者に良いと感じてもらわなければ意味がありません。また、Morghtは寝装品の領域では後発になるので、これまでにないような新しい価値をお客様に感じてもらわなければいけません。Morght社員で唯一の寝具メーカー経験者である私だからこそ、専門的な知見を活かしながら、消費者目線をもって新しい価値を提供する。これこそがMorghtにおける自分の存在価値だと考えています。

世界一おすすめできるものづくりを実現するために

私が考える「世界一おすすめできるもの」とは、消費者の目の前の課題を解決するだけでなく、その先にある日常や暮らし全体を豊かにできるものだと考えています。「NELL」の商品を通じて、そのお手伝いをしたいです。そのために重要なのは、自身の中で強い仮説を持って消費者とコミュニケーションを取ることです。この商品を通じてどのようなベネフィットが得られるか。想像力を働かせながら仮説を立て、消費者と会話をしてその確からしさを検証していくことが大事だと思っています。商品企画はものづくりの上流の仕事ですが、消費者のことは常に意識していたいですね。お客様の声を確かな根拠として、コンセプトに落とし込む。それが、今まさに自分が挑戦しているマーケットイン型の商品企画の本質だと実感しています。

「NELLを使えば睡眠が変わり、生活が豊かになる」そんな実感をお届けできるよう、これからも一つ一つのものづくりと丁寧に向き合いながら、消費者に寄り添った世界一おすすめできるものづくりを目指したいです。そして、「NELL」ブランドを「マットレスのNELL」から「寝具のNELL」、そして「睡眠のNELL」へと変革したいです。

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