Member’s Voice

考え抜いたユーザー体験を設計し、デザインの力を証明していく

鎌田 亜里沙

クリエイティブ

これまでの経験とMorghtとの出会い

大学では経営学を専攻しており、ゼミ活動で広報を担当していました。その中で、同じ内容でもアウトプットやデザインによって伝わる印象が全く違うことに面白さを感じ、自分でもなにかものづくりをしてみたいと思い、デザインやエンジニアリングに興味を持ちました。それまでもHTMLやCSSは書いたことがあったので、大学でコーディングの授業を取ったり、丸々1週間でサービスをつくるブートキャンプに参加したり、エンジニアインターンとして働いたり、自発的に学びを広げ、深めました。

新卒では、当時まだ珍しかったユーザー体験の設計ができるUX専門チームに興味を持ち、パーソルプロセス&テクノロジー株式会社に入社しました。そこから株式会社グッドパッチ、株式会社シフトブレインの2社を経て、フリーランスとして独立しました。それぞれの会社では、システム構築・体験設計・UIデザイン・ブランディング・ビジュアルデザインといった、ものづくりの工程を幅広く経験してきました。

独立してからは、自社プロダクトを開発するチームで外部デザイナーとして関わりましたが、ブランドやプロダクトの立ち上げまでを担うことが多い中で、チームで試行錯誤しながらブランドを育てていくことにも興味を持つようになりました。そんなことを考えていた時、夫がMorghtのブランディング/コーポレートサイト制作を担当していたことから、Morghtの存在を知りました。日常をより良くするプロダクトに関わりたいと思っていたことと、「あなたがあなたらしく生きるための、最高の準備を届けつづける」というミッションにとても共感し、応募しました。

面接を通して、熱い想いを持って自社プロダクトを作るチームであること、これからより多くの人に製品を届けていくフェーズであることを知り、私もこの会社やプロダクトと一緒に成長したいと思い、入社を決めました。Morghtに実際に入ってからは、役職や部署関係なく、全メンバーがフラットに意見を出し合えていることがとても良い文化だなと感じています。アイディアや気になることがあれば誰にでも気軽に相談できますし、それが実際に実現することもあります。基本的には和気あいあいとしていますが、仕事となると議論の進め方から無駄がなく効率的で、そこも気持ちよく働ける理由の一つです。

Morghtにおける、自分の存在価値

Morghtでは国内事業部のクリエイティブ部門に所属し、Morghtや『NELL』の価値を向上させるクリエイティブや体験を設計しています。

これまでのキャリアでは、プロジェクト単位の働き方が多かったです。今はブランドをどう作っていくか、その中で製品をどう設計するか、事業戦略を鑑みながら、未来を見据えてデザインや体験を設計する必要があります。そのためには戦略の背景まで把握する必要があるため、他部署にも積極的に話を聞きに行ったりと、働き方はとても能動的になったと思います。

入社後の3ヶ月間で、資料のフォーマット作成やコーポレートグッズのデザイン、新製品撮影、製品やサイトデザイン、サイトの購買体験設計など、幅広い領域の業務に携わりました。特に、コーポレートグッズは「社員の士気を上げたい」という人事チームの狙いを受けて、オフィスの移転パーティーに合わせて数多くのグッズを揃えました。体験によるコミュニケーション設計を意識し、マルシェ形式で欲しいグッズを自分で選んでもらうようにするなど、ただ配るだけではない「驚き」や「遊び心」を加えた体験は、社員の皆にも喜んでもらえました。

世界一おすすめできるものづくりを実現するために

製品を知って、購入し、実際に使用する時まで。私たちのブランドに触れるあらゆるタッチポイントにおいて、一貫して良い体験を作り上げ、届けていきたいです。

現在の主力ブランドである『NELL』も、まだまだ多くの可能性を秘めていると思っています。私も「NELLマットレス」を実際に使っていますが、とても寝心地が良く、いちユーザーとしても家族・友人に自信を持っておすすめできる製品です。今後販売する新製品も含めて、どの体験をとってもお客様にとって心地良いものにできるよう、社員同士が本気で意見を出し合える場を、私が主体的に作っていきたいと思っています。

アートディレクターという肩書きで入社しましたが、現在のMorghtでの私の働き方は「デザインディレクター」に近いと思っています。入社当初、それまで不在だったデザイナーが入社したことで、各部署から本当にたくさんのデザイン依頼がきました。依頼内容と向き合ううちに、「デザイナー=ビジュアルデザインの人」という認識がまだまだ強いことを実感しました。改めて自分がMorghtの中でどんな存在でいるべきかを考えるきっかけになりましたね。今後は、ビジュアルデザインやアートの領域だけではなく、オンラインオフラインを行き来する体験の設計や情報の設計の重要性も、社内に浸透させていきたいと考えています。NELLブランドとして、Morghtとして、大事にしたいことをデザインの力を通して伝えていきたいです。